ブロックチェーンによる貿易決済、貿易金融:その2 続編

3.サプライヤー側の起動によるサービス

サプライヤーがバイヤーを支援

輸出者が海外市場を開拓中で、中小のバイヤーの資金繰りを支援したいケースもあるでしょう。サプライヤー起動で、支払期日を延長するという、事実上のシッパーズユーザンスを付けるために、債務証書を更改するという処理です。手形のジャンプに近いかもしれません

サプライヤーがそのまたバイヤーの信用力を利用

輸入者(バイヤー)の先にいる、「そのまた」バイヤーが、輸入者、輸出者より信用力の高い大手企業(商社、リテール、製造など)であれば、この債務流動化のシステムに参加して、買掛債務を借用証書として登録すると、弁済能力、信用度の高さにより、川上に向かってマネーのように分割して、支払いに使用出来る可能性があります

しかし、現実的には、輸出者にとって、輸入者ではなく、そのまたバイヤーの債務証書を受け取ることの合意が必要で、輸出者が輸入者を支援し、輸入者の相対的な信用力の低さを「そのまた」バイヤーの高い信用力で補ってもらうという、シッパーズユーザンスの一つのかたちとも言えそうです

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